FileMakerとkintoneの比較 FileMakerの優位性③

結論:入力フォームや印刷帳票が自由にデザインできる

 FileMakerとkintoneを比較した場合、入力フォームや印刷画面のレイアウトの自由度が高さは、FileMakerに軍配があがります。

 kintoneはブラウザベースのソフトウエアであり、印刷画面や入力フォームのレイアウト設計には、制限があります。例えば、請求書のフォーマットを印刷するには、プリントクリエーターなどの外部連携サービスを利用する必要があります。

 一方、FileMakerは、入力用フォームや印刷帳票の作成には制限がなく、自由自在に自社に合わせたレイアウトを作成することができます。

FileMakerの特徴1:複数の入力フォームが作れる

 

 FileMakerでは、データベースの目的や利用者に応じて、複数の入力フォームを作ることができます。一方、kintoneでは、1つのアプリに入力フォームは1つと決まっています。このためkintoneでは、管理項目数が増えた場合に、データ入力の作業効率が下がりやすいです。

 データベースの運用において、データ入力は日々生じる作業です。運用を円滑にするには、利用者が入力しやすいフォームを作ることが重要です。入力フォームのレイアウトが自由に設計でき、入利用者や目的に応じて複数の入力フォームが作れるFileMakerの方が、データ入力作業に効率性が高くなります。

 なお、kintoneでデータ入力作業の効率化を図りたい場合は、krew sheetという外部連携サービスの利用をお勧めします。Excel感覚でデータの入力作業ができるようになり、関数や集計機能も使えるようになります。

 

FileMakerの特徴2:印刷帳票が自由にレイアウトできる

   

 FileMakerでは用途に合わせて、印刷用のレイアウトを作成できます。A4用紙はもちろんのこと、宛名ラベルや、ラベルプリンター、レシートプリンターへの出力も可能です。

 一方、kintoneでは標準機能では、印刷用の帳票が細かく作りこめません。このため、プリントクリエーターなど外部連携サービスを利用することになります。

 このようにkintoneでは、標準機能に以外にプラスαを求める場合は、プラグインや外部連携サービスを使うことになります。システムプラットフォームにkintoneを選定する場合は、外部連携サービスにかかるコストも考慮しておく必要があります。

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FileMakerの使い方が学べます

kintoneを学ぶ

kintoneの使い方が学べます。