FileMakerとkintoneの比較 FileMakerの優位性①

結論:機能が充実、何でもできる

 FileMakerとkintoneを比較してFileMakerが優れているところは、標準機能の充実です。FileMakerには、既に30年以上にわたって開発が続けられてきた実績があり、標準機能が充実しています。

 kintoneにできることは、FileMakerを使えばと「実現できる」と言っていいでしょう。逆に、キントーンの標準機能は限られています。FileMakerにはできてkintoneではできないことが多くあります。

 kintoneは、初めて使う方にとって分かりやすいデータベースです。ただし、発展的に使うにはJavaスクリプトとプラグインの活用が前提となっています。一方、FileMakerは、データベースの核となる「リレーション」「スクリプト」「関数」の使い方を習得すれば、エンドユーザーでも高度な開発ができる優れたソフトウエアです。

FileMakerの特徴1:何でもできる

 

 FileMakerの活用範囲は広いです。顧客管理や販売管理だけでなく、生産管理や在庫管理など幅広い業務に活用されています。また、組織も1名から数千名規模まで、さまざまな規模の組織で利用されています。

 従業員数が500名までの組織であれば、業種を問わず、必要な業務システムをFileMakerだけで構築できるといっても過言ではありません。

 一方、kintoneでの機能の拡張は、javaスクリプトによるカスタマイズやプラグインの利用が前提となったデータベースです。標準機能を超えて発展させる場合、カスタマイズやプラグインの利用にかかるコストも含めて、システムへの投資計画を立案する必要があります。

 

FileMakerの特徴2:柔軟性が高い

   

 FileMakerとkintoneの両方を使って、最も大きな違いを感じるのは「FileMakerの方が融通が利き、データ処理の柔軟性が高い」という点です。特に関数やスクリプトを使ったデータ処理ができるのは、大きな特徴です。

 よく「kintoneでは要件定義が不要」という話を聞きます。しかし、実際には使える機能が限られるため、データベースの設計は慎重に行う必要があります。kintoneで要件定義を疎かにすると、改修が困難になったり、手詰まりを起こしやすい面があります。

 一方、FileMakerでは、データの処理に融通が利き、柔軟性が高いです。多少の改良やデータ処理であれば、直ぐに対応できてしまいます。この柔軟性がFileMakerの魅力です。

FileMakerを学ぶ

FileMakerの使い方が学べます

kintoneを学ぶ

kintoneの使い方が学べます。