KintoneとFileMakerの比較 Kintoneの優位性①

結論:コミュニケーション、プロセス管理機能が直ぐに使える

 kintoneとFileMakerを比較した場合にkintoneが優れている点は、グループウェアの機能が充実しており、①コミュニケーション機能、②プロセス管理機能が直ぐに活用できるところです。

 FileMakerでもkintoneと同じような「コミュニケーション機能」「プロセス管理機能」を作ることができます。ただし、その構築には相応の時間と開発スキルが必要になります。

 組織内の情報共有やタスクのプロセス管理に重点を置き、データベースの導入を進めるのであれば、kintoneは有力な選択肢です。

kintoneの特徴1:コミュニケーション機能

 

 kintoneのコミュニケーション機能とは、社内SNS機能と考えれば分かりやすいでしょう。既にフェイスブックやLINEで社内の情報連絡や情報共有を進めている会社もあると思います。kintoneを社内SNSとして活用することで以下のメリットを得ることができます。

  • データベースの情報を社内SNSで共有できる
  • 従業員間のコミュニケーションが円滑になる
  • ユーザーごとに情報へのアクセス権を制限できる
  • 退職や休職時に管理者が従業員のアカウントを停止できる

 kintoneは、長年、国内向けグループウエアを手掛けてきたサイボウズ社が開発しています。このためグループウエアに重視されるコミュニケーション機能が標準装備され充実しています。

 

kintoneの特徴2:プロセス機能

 

 もう一つのkintoneの特徴はプロセス管理です。仕事の進捗管理といった方がイメージしやすいかもしれません。例えば、交通費の『精算』⇒『承認』といった比較的単純な申請処理であれば、kintoneの中だけでペーパーレス化を実現できます。

 もちろん、FileMakerであれば、より高度で複雑なプロセス管理を実現できます。ただし、アプリ開発が初めての方にとって、プロセス管理の構築は難易度が高く、開発に時間を取られやすいです。

 比較的単純なものに限定されるとはいえ、アプリ開発が初めての方でも、短時間で仕事の進捗が「見える化」できるkintoneのプロセス管理機能は、大きな魅力の一つです。まずは、kintoneのプロセス管理を試し、より複雑な管理が必要であれば、FileMakerの採用を検討してみるとよいでしょう。

 

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