KintoneとFileMakerの比較 Kintoneの優位性②

結論:kintoneはFileMakerよりもサーバーの維持管理が簡単

 kintoneとFileMakerを比較した場合に、もう1つkintoneの利点をあげると、クラウド環境で利用する場合にサーバーの維持管理がとても簡単だという点です。

 FileMakerでは「FileMaker cloud」とうサービスが登場し、30分程度で比較的簡単にクラウドサーバーを構築できるようになりました。しかし、それでもサーバーの管理画面の操作方法を覚えるなど、サーバー運用に知識・ノウハウが必要です。

 一方、kintoneではサーバーの維持管理に専門的な知識は必要がありません。初回登録から5分でkintoneのサービスを利用できるのは大きなメリットです。

kintoneの利点:サーバーの維持管理が不要

 

 kintoneでは、サーバーの保守・維持管理は、サイボウズ社が実施してくれます。そのためユーザー側では、サーバーの保守管理をする必要がありません。ITに詳しい人材がいない企業にとっては、大きなメリットです。

 kintoneの運用を開始するにあたって、ユーザー側で検討しておくべき事項は下記の3点です。

  1.  サーバーへアクセスするセキュリティ設定
  2.  アプリやレコードへのアクセス権の設定
  3.  接続障害に備えた対応策の検討

「セキュリティ設定」と「アクセス権の設定」は、サイボウズ社が公開しているkintoneのヘルプを見れば、分かりやすく解説がされています。

 初めての方でも、ヘルプを見ながら、セキュリティとアクセス権の設定は可能です。また、どうしても不安がある場合は、セキュリティ設定を外注に依頼することもできます。

「セキュリティ設定」と「アクセス権の設定」さえ実施すれば、日常的なサーバーの保守は、サイボウズ社にお任せできるのが、kintoneの大きな魅力です。 

 

kintoneの注意点:メンテナンスよるサーバーの停止

 

 kintone運用における留意点は、メンテナンや障害のためサーバーが急に止まることがあるという点です。また、毎月、第 2 日曜に定期アップデートのため、一時的にkintoneの利用ができなくなります。

 kintoneではサーバーの保守管理をサイボウズ社にお任せすることになるため、メンテナンスやアップデートのタイミングをユーザー側でコントロールすることができません。

 このため、システムの停止が許されないような業務管理システムには、kintoneは不向きです。一方、FileMakerであれば、サーバーの維持管理は自社でコントロールが可能であり、メンテナンスやアップデートのタイミングも、業務スケジュールを加味して決めることができます。

 また、障害に備えたバックアップシステム(BCP対策)も自社で構築できるため、障害への対応力を高めることができます。

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kintoneを学ぶ

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